セキュリティ・キャンプ全国大会2020 オンラインに参加した
先日、セキュリティ・キャンプ全国大会に参加しました。この記事では、受講した講義・参加したゼミについて紹介しようと思います。 セキュリティ・キャンプとは 詳細は下のリンク先を見てください。 セキュリティ・キャンプ全国大会2020 オンライン ホーム セキュリティ・キャンプ協議会のページ (2019年度以前の開催実績とかはこっち) 僕はプロダクトセキュリティトラックと OS 開発ゼミに参加しました。 [B1, B2, B5] Real World Security 一般公開向けの講義動画が Youtube で公開されているようです。 B1 の講義動画 B2 の講義動画 B5 の講義動画 内容は講義を受けつつ、グループディスカッションをするというものでした。 全体的に、今ある技術が実社会でどのように使われているのか・問題点は無いかといったことをずっと考えていました。 アプリケーションを作るときには各ステークホルダーの視点に立ち、そのアプリケーションがどのように使われるのかを意識しないといけないなと思いました。 また、技術の発展や時代の流れに合わせて求められるセキュリティが変わる可能性がある気づきも得ることができました。 [B3] クラウド時代における分散Webシステムの構成とスケーリング 2つ事前課題がありました 去年度の坪内さんの講義 (録音とPDF) を聴く 事前に用意されていたアプリケーションを Azure 上にデプロイする 2 の詳細については講師の方の講義スライドが参考になると思います。 1 の坪内さんの講義は情報量が半端なく、詳細はお伝えできないのですが、Web システムのスケール手法が一通り解説されていました。 いつかここで紹介されている手法を実践できるだけの実力を持てるようになりたい…! 講義はハッカソンがメインでした。事前課題で用意したアプリケーションを基に Web システムのユースケースを考えて、信頼性の高いシステムを設計・実装するということをやっていました。 Cosmos DB のような今まで扱ったことの無いデータストアをどうすれば効率的に使えるかを、チームの人たちとずっと議論していました。 アプリの実装や定量化できる指標を決めて計測などができれば良かったのですが、設計の話し合いで講義時間を使い果たしてしまいました。 構想から実装に落とし込める力があればもっと色々できたのだろうと思います。 [B4] つくって学ぶ、インターネットのアーキテクチャと運用 DNS や BGP について実際に手を動かしながら受講するハンズオン形式の講義でした。 偽の DNS 応答や偽の経路情報の広告をネットワーク上に流したときの挙動を確認するなどしました。 経路情報のやり取りとDNSは信頼性の担保という意味合いで密接に関わっているということをハンズオンを通して知ることができました。 また、講義中では Youtube で偽の経路情報が流されたことが原因のインシデントや、偽の経路情報だと疑われる情報が現在も大量に流れているという説明がありました。 インターネットは想像以上に性善説で成り立っているなと思いました。...